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2007.03.23

Webサイト【マーケティングサイト】

本末転倒!Webサイトのリニューアル。

Webサイト制作、全ての失敗はあの打合せから始まりました・・。

こんなケースありませんか?
Webのリニューアルプロジェクト。今度はもっと営業にWebを役立てたい。
しかし社内の意見がなかなかまとまらない。

K社の現在のWebサイトは、3年前にリニューアルしてから少しづつコンテンツを追加してきました。しかし、昨年の採用シーズン前に、「採用活動にはWebが重要」といって、採用コンテンツの追加やTOPページの修正など、短期間で手を入れたため、製品やサービスへの導線が複雑で、非常にわかりづらいサイトになってしまいました。新製品の情報をWebにあげても、問い合わせどころか、大してアクセスもありません。

外部の採用媒体へ出稿しているときは非常にアクセスが上がるのですが、営業的にはなんら効果はありません。

もう少しWebを営業に役立てるべきだ!という声が上がり、今回全面リニューアルが決定しました。プロジェクトメンバーは、広報部、営業部、マーケティング部、人事部(採用担当)からメンバーが選任されどんなWebを作るべきかと議論が始まりました。

  • 「やはりデザインはコーポレートカラーに合わせたい」

  • 「今度の採用ページには、社員のコメントをもっと増やしたい」

  • 「製品情報を前面に出してほしい」

  • 「SEO対策も考えてくれ」

  • 「社長の挨拶も必要だよね」

  • 「業界別の事例を掲載したらどうだろう」

方向性どころか、まったく意見がまとまりません。

プロならこう解決する
この失敗はプロジェクトの最初のミーティングで始まっています。

実は、Webを活用したマーケティングのノウハウをしっかり持っている企業など日本にはありません。何故なら、インターネットが商用化されたのが1990年代の前半で、各企業がホームページと呼んだ最初のWebを作ってから未だ7〜8年しか経っていないのです。最初のWebを作った動機はどの企業もだいたい同じです。
「同業の企業が作ったから」「そろそろウチも」「試験的に」などで主体的な目的はありませんでした。

その3〜4年後、リニューアルをしますが、この時のミッションも求人やIR、PRなどに主眼が置かれ、Webはあくまで広報やPRの窓口のひとつという位置づけでした。
そして、今、多くの企業では次の全面リニューアルのタイミングにあり、その主たるミッションは「Webを売上げに貢献させる」ことです。

これには、今までのWeb制作や運用とは、まったく異なるノウハウが必要になります。
それが、Webの制作会社であっても、同じことが言えるでしょう。

インターネットという広大な世界で今までは会社案内のパンフレットをHTML化したようなWebをセンス良く作ることだけが求められてきましたが、いきなり次のWebリニューアルの目的は「売上げに貢献することだ」と言われても、混乱を招き、失敗へとつながるのです。

ですから、K社のように最初から各部門の代表を集めて意見や要望を聞いてしまえば、言いたい放題のミーティングになってしまい、しかも聞いた以上はある程度それに沿った方向を持たせざるを得なくなってしまいます。結局は中途半端なWebで狙った効果は出ない、ということになります。

最初にプロジェクトのコアメンバーで勉強会を重ね全体のコンセプトを固めることが重要なのです。その勉強会のテーマは「わが社は新しいWebサイトで、誰とどんなコミュニケーションをするべきなのか」です。

K社のプロジェクトのように、Webにどんな情報を載せるのかというポイントで議論を進めても議論がまとまらないだけでなく、プロジェクト自体が失敗に終わることになりかねません。

Webサイトの目的が「営業活動に役立てる」ということであれば、K社のWebサイトはK社の顧客・見込み客(ターゲット)がたくさん訪れ、必要な情報が欲しいときに収集できる必要があります。導入事例やターゲットにとって有益な情報を定期的に更新して、メールマガジンと連動させることも重要でしょう。そして高度なログ解析から有望見込み客を見つけ出す、といった仕組みを組み込むことで、より営業活動に役立つサイトになります。

採用活動重視ということであれば、求職者とのコミュニケーションになるわけですから、新卒、第二新卒、中途、幹部候補などそれぞれの立場に立って、求職者に必要な情報が掲載されなければ役に立ちません。新卒か、中途のキャリア向けかで表現の言葉使いや、デザインテイストなども当然変わってくるでしょう。

そうした基本コンセプトや方針が決まったら、次に今回のリニューアルでどんな情報を掲載するのかという議論に入ります。

この時に重要なことは「載せるコンテンツを選ぶのではなく、載せないコンテンツを選ぶ」ということです。
また、必要なすべての情報を同じサイト内に入れるべきかどうかの議論も必要です。

求人は新卒、中途の求職者がターゲットとなり、IRはアナリストやファンドマネージャー、証券会社の営業など「株」に関する人たちがターゲットです。
どちらも重要なターゲットですが、これらの人と、営業のターゲットである、顧客・見込み客は明確に異なります。

全ての人をターゲットにWebを作るほうが難しいのは言うまでもありません。
TOPページを入り口に、採用サイト、マーケティングサイト、IRサイトなどターゲット別にサイトを分けるという選択も必要かもしれません。

企業の一大プロジェクトである、Webリニューアル。

十分な議論を重ねて、リニューアルの目的にあったサイトを立ち上げてみてはいかがでしょうか?

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