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2007.11.26

マーケター日記【初心者向け】

オンラインアンケート、回答の形式をちゃんと理解していますか?

チェックボックス、ラジオボタンなどのアンケートの回答形式、意味を理解していないと、後で大変なことになってしまいます。

S社では、今年の秋、予算が減らされてしまったので、急遽展示会の出展をやめ、オンラインキャンペーンをすることになった。

新人のFはキャンペーンの際の資料請求フォームの担当になり、設問項目を決めることになった。

前回のキャンペーンの資料請求フォームを確認しつつ、項目を決めていたところ、先輩から追加の指示が入った。

「今度のキャンペーンは、資料請求された方をそのままCRMに登録したいから、業種の項目も追加しておいてね。」

「はい、わかりました!」

Fは会社名・氏名・住所などの名刺情報に加え、今回のキャンペーンに関するアンケート2問と業種の項目を入れることにした。
業種は、この間の展示会アンケートにあったから、その選択肢を利用しよう!

キャンペーンの準備も無事進み、いよいよEメールでの告知や、広告による告知が開始された。今回のキャンペーンは準備も順調だったし、資料請求がたくさん来るといいなぁ、とのんびりしていたFのところへ先輩がやってきた。

「先輩、少しずつですけど、資料請求が来ているみたいです。たくさん来るといいですね!」

「そうね。これで少しでも営業にいいリストが渡せるといいわね。」先輩もうれしそうだった。

資料請求が順調に獲得できているので、先行して、営業へリストを渡すことになった。

CRMに入れるためのリストを先輩に確認してもらおう。Fは先輩にリストの確認を依頼した。
すると先輩は、「あれ?これって・・・・」困惑顔で何かを確認している。

「どうかしたんですか?」

「電話番号が入力任意になっているわ・・・。これだと営業はすぐにコンタクトとれないわね。電話番号が入力されていなくて、メールアドレスが間違っている人がいたら、たとえ資料請求が来ても、郵送以外のアクションがとれないでしょう?」

「入力必須の項目が多いと敬遠されると聞いたので、できるだけ少なくしたんです・・・。」

メールアドレスの入力ミスまで考えてなかった・・・。最低限の入力必須項目は押さえたつもりだったのに。

「もうスタートしてしまっている以上、しかたないわ。これはこのままで行きましょう。メールアドレスを入力任意項目にしていなくて、本当に良かったわ。」

「それと、アンケートの業種の項目。これももしかして、チェックボックスになってない?」

「はい。展示会の時に使ったアンケートと同じようにしました。」

「チェックボックスの意味、知ってる?」

「・・・・。いえ、よくわかりません・・・。」

どうしよう、なんだか大変なことになってるみたい。

「チェックボックスは、複数選択が可能なのよ。大きな企業だと、いろいろな事業をやってるから、業種も複数選択されてしまうのよ。ほら、見て見て、このA社なんて、製造業とサービス業と通信業と3つも選択されているわよ。うちの会社は、業種ごとに担当営業が違うのは知ってるわよね?これだと振り分けできない企業も出てきてしまうし、CRMには業種は1つしか登録できないでしょう。」

そんな・・・今回のキャンペーンはわりと反応が良いのに。

「すみません!!すぐ部門名から業種を調べます!インターネットで検索すればわかりますよね?」

「うーん、ある程度はできると思うけど、『ソリューション事業部』なんて、見当つかないと思うよ。まぁとにかくできるだけ調べて。」

Fは、落ち込みながらも先輩からオンラインアンケートの選択形式と注意事項について教えてもらった。

  • チェックボックス:複数選択
    興味のある製品など回答が複数になりそうなもの。
    また複数回答が欲しい場合に利用する。

  • コンボボックス:複数選択
    チェックボックス同様だが、選択肢が多い場合に使用。

  • ラジオボタン:単一選択
    導入予定や、質問に対する答えが「はい」「いいえ」など回答が一つのもの。
    複数回答されると管理できない可能性がある場合は、ラジオボタンを利用。

  • プルダウン:単一選択
    ラジオボタン同様だが、選択肢が多い場合に使用。

  • テキストボックス:フリーワード
    氏名・住所・電話番号など、ある程度テキストの長さが決まっている項目に使用。
    ※電話番号やメールアドレスは通常「半角英数字」といった入力制限をかけておく。
    数値で入力する必要がある場合も入力制限が必須。念のため回答例を入れておくと良い。

  • テキストエリア:フリーワード
    お問い合わせ内容など、ボリュームの多いテキストを入れる時に使用。

こんな意味があったんだ・・・。当たり前のように見ていたアンケートの項目にもいろいろなタイプがあったなんて知らなかった。選択形式にも注意しないと、余計な手間がかかったり、必要な情報がとれないこともあるんだな。

「紙のアンケートだと、だいたい見た目はチェックボックスを入れて『ひとつだけ』とか『複数回答可』とか書いてあるから、オンラインの場合にそのまま流用しちゃうと大変なことになるのよ。」

「はい、まさに紙のアンケートをそのまま使いました・・・。これからはもっと設問の意味を考えて作ります。」

と答えて、早速インターネットで検索開始!
資料請求が多ければ業種を複数回答する人も多いかも・・・、とちょっと複雑な気持ちになりつつ、本当だったら、うれしいはずの100件の資料請求者をひたすら検索するFであった。