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2012.05.07

新人マーケター奮闘記【初心者向け】

あなどれないノベルティ選び

展示会担当となりノベルティ選定を始めたK。意外と奥深いノベルティ選びに・・・。

理論と実務とのギャップに苦心しながらも、一人前のマーケターを目指して先輩の温かく?も厳しい指導を受けて日々前向きに仕事に取り組むK。3ヵ月後に控えた展示会を担当することになりました。先輩からアドバイスをもらいながら、展示会から逆算してスケジュールを組み立てていきます。まずは、ノベルティの選定から始めました。

今回獲得するリード目標は6,000枚。前職の営業時代にも展示会のブースに立ってお客様の対応をしたことがありますが、確か3日間で300枚ほどでした。

「先輩、3日間で6,000枚も集めるんですか!?」
「3日間だろ。それくらいは集まるよ。去年は目標にあと1歩及ばなかったんだよね。今年はリベンジにみんな燃えているから、いいノベルティを選んでくれよな。」

すでに予算は決まっているので、1つあたりの単価を出してノベルティ会社から送られてきたカタログをめくります。文具、日用雑貨から食料品までさまざまなノベルティに目移りしながらいくつかピックアップし、サンプルを送ってもらうことにしました。

早速サンプルが送られてきて自信満々に先輩へ報告します。ノベルティを見て無言の先輩に不安になるK。すると、
「どうしてこのノベルティを選んだの?」と先輩。
「これなら人目を引くし、もらってくれるかな、と思ったんですけど・・・。」
「ノベルティを配る目的は何だったかな?」
「はい、ひとつでも多くのリードを獲得することです。」
「そうだよね。じゃあ、お客様の立場になって考えてみよう。展示会は情報収集のためにいらっしゃるお客様が多いよね。そうなると、一日でいくつものブースを回ることになるはずだよね。あちこちのブースでカタログやらノベルティをもらっていたら荷物が増えると思わない?」
確かに。展示会にきてすぐにこのブースに来るとも限らない。いくら目立つといえ、こんなにかさ張るものはお客様は受け取ってくれないかもしれない・・・。

「逆に、配る側、僕たちの立場からも考えてみよう。ノベルティはコンパニオンさんが配るよね。ひとつのかごに入る数は限られてくる。そうなると、かごの中のノベルティがなくなれば新しいかごに取り替えなくてはいけない。ノベルティがなかったら名刺と交換ができないからね。ひとつのかごに5個くらいしか入らないようじゃぁ、かごを取り替える僕たちがてんてこ舞いになっちゃうよ。」

たかがノベルティと思っていたK。先輩の指摘に何の反論もできません。もう一度チャンスをもらうことにしました。

「あ、かさばらないからって小さければいいってもんじゃないよ。それに、僕たちがターゲットとするお客様が、『何だろう、もらってみようかな』って、名刺と交換してもらえるようなものじゃないといけないよ。」
すっかり先輩に見透かされていたKでした。

ノベルティ選びひとつをとってもこれだけいろいろなことを考えなくてはなりません。気を取り直して再度ノベルティ選びを始めるKの展示会への道のりはまだ始まったばかりです。