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2015.08.17

新人マーケター奮闘記【初心者向け】

満席でも意味がない?セミナーの落とし穴

新製品のリリースに向けて事業部主催でセミナーの開催が決定。セミナー運営の経験があるSがアドバイスをしましたが・・・。

化学製品メーカーのA社では、2015年も上期が終わりに近づき、マーケティングの活動を振り返るため、中間レポートをまとめることになりました。上期のマーケティングを企画したSが担当することになりました。

「中間レポートは頼んだよ!成長した姿を見せてくれよ」と先輩。
「任せてください、先輩!色々教えていただいたことを踏まえて頑張ります」とS。

マーケティング活動全体のレポートを作成することは初めてのSでしたが、これまで学んだことを思い出しながら作業に取り掛かりました。
まずは、リード獲得数やセミナー開催、メールマガジンのCTRなど各アクティビティの結果を集計し始めました。

各アクティビティの集計結果(一部)

 

目標

実績

新規リード獲得数

8,000件

12,500件

セミナー開催回数

6回

8回

メールマガジン配信数

12本

18本

平均CTR(%)

製品A

2.0%

3.5%

製品B

2.0%

1.5%

MQL

製品A

180件

320件

製品B

100件

70件

集計結果を改めて確認すると、目標数値を大きく上回る結果にSは一安心。
「マーケティングの担当者になって半年。最初は怒られてばかりだったけど、頑張ってよかった」とS。
さらにマーケティング活動の成果をアピールしようと、生産性・費用対効果の面からも評価をしました。
「前年度の予算から30%の少ない予算だったのに、MQL1件創出するコストは半分だ!他の項目も比較してまとめよう」と順調にレポートを仕上げていくS。
上期の結果から下期の目標を上方修正し、レポートを完成させたSは、早速先輩に確認してもらうことにしました。

「お疲れ様です。中間レポートをまとめましたので、ご確認をお願いします。改めて数値検証しましたが、想像以上の結果でした!」と、いつもに増して饒舌なS。
「素晴らしいね!Sの頑張った結果だよ」と先輩。
「数字上では目標に対して大幅に達成できているし、素晴らしいよ。定量的にまとめられていて評価指標としても間違っていない」とレポートめくりながらSを褒める先輩。
「ありがとうございます!」と嬉しそうなS。

「それで、この結果をもとに下期はどうやっていくのかな?」
「え!?下期ですか?それは・・・」と様子のおかしいS。
「まさか数字をまとめただけで、レポート完成じゃないよね?」と驚きを隠せない先輩。

「すみません。マーケティング活動を数字で振り返ればいいと思っていました・・・」と落ち込むS。
「それは集計作業であって、レポートではないよ。この結果から『何が読み取れるのか』『読み取れたことに対して、どのようなアクションをするのか』といったことがないと!Sの作った資料に意味がないとまでは言わないけど、レポートは次へのアクションに繋がるものでないといけないよ!」と先輩。

「すいません。その視点が全く欠けていました・・・。そうすると、数字を深彫りして、下期のプランをチューニングしないといけないですね」と徐々に分かってきたS。
「その通り!定量的にマーケティング活動を検証するだけではなく、その結果をもとに、よりよいマーケティングできるように活用していくことが重要になるんだ。今後のアクションも含めてレポートを作り直して、下期も良い結果が得られるように頑張ろう!」と優しく励ましてくれる先輩。

今回のことで、数字だけにとらわれないレポート作成のポイントを学んだSなのでした。