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スペシャル対談

前編後編

2018.06.07

ノヤン先生のマーケティング講座 100回記念 スペシャル対談「マーケターは世界を変えるヒーローになる」(前編)

ノヤンからのコメント

ワシのマーケティング講座100回を記念して、相棒と一緒に講座の熱心な読者でもあるセゾン情報システムズの高山真彰さんに話を聞いてきたんじゃよ。高山さんは世界の優れたマーケターを表彰する2018 Markie Awardsの“CX HERO”に選ばれたスゴイ人なんじゃ。前編としてお届けする今回は、高山さんが現地で体感したMarkie Awardsの話で盛り上がったんじゃよ。

Profile

高山 真彰 氏
株式会社セゾン情報システムズ HULFT事業部
マーケティング部 マーケティング企画グループ

庭山 一郎
シンフォニーマーケティング株式会社
代表取締役

Eloquaユーザーのアカデミー賞「Markie Awards」

庭山:セゾン情報システムズ様のBest Lead Management Programファイナリストへのノミネート、そして高山さん個人としてのCX HEROのノミネートおめでとうございます。
昨年はラスベガスで開催されていますが、今年のMarkie Awardsはシカゴでしたね。高山さんは今回初めてMarkie Awardsに行かれたそうですが、現地はいかがでしたか?

高山氏:本当に行って良かったです。日本にはない雰囲気で、驚きましたね。
ユーザー自身が語る自社のマーケティングの事例を、深いところまでしっかり聞けるのがMarkie Awardsならではの魅力だと感じました。日本でも展示会などオラクル社のイベントは数多く開催されていますが、それとは全く異なります。マーケターの皆さんがドレスアップして参加していたり、誰もがとてもパワフルで華やかなショーのようでした。

庭山:私はほぼ毎年行っているのですが、昨年はModern Marketing Leader of the Yearに選ばれた方が、テーブル一同で抱き合って喜び、号泣していたのが印象的でした。マーケティング先進国の欧米では、あの壇上に上がるのは、大変な栄誉でありステータスなんですよね。

高山氏:Best B2C Commerce ExperienceのWinnersとなったMoleskineさんのブースでは、授与されたトロフィーが展示されていたので、写真を撮らせてもらいました。

庭山:このトロフィーをデザインしたのが、以前ノヤンの小屋にも登場いただいたスティーブ・ガーシック(Steve Gershik)さんです。Eloquaのマーケティング担当だったころに『Eloquaを使ってくれるマーケターを表彰するアカデミー賞のようなことをやろう』と始めたのがMarkie Awardsなのです。

高山氏:ええ、ドラマ界のアカデミー賞と名高いアメリカ・エミー賞のトロフィーと同じ制作スタッフに依頼して作っていると聞いています。これ、実際に持ち上げてもみたのですが、ずっしりとしてかなり重いんですよ。

日本じゃ聞けない魅力的な内容が詰まったセッション

高山氏:Day0の最初から行った日本人は私だけじゃないかと思うのですが、興味深いセッションをたくさん聴くことができました。なんと、セッションは全部で338個もあるんです!とても一人では回りきれないのでEloquaのセッションを中心に聴くことにしましたが、それだけでも93セッションありました。一番よかったのは、Eloquaでトレーナーとして5年の経験を持つ方のセッションですね。手順も含めて具体的な操作方法をしっかりと説明してくれました。あまりの素晴らしさに、「ぜひこのセッションを日本でもやっていただきたい!」とオラクル社の方にリクエストした程です。

庭山:セッションは大きく分けて3つ、スポンサーセッション、アナリストセッション、そしてケーススタディがありますよね。面白いのはケーススタディじゃないでしょうか。

高山氏:キャンペーン企画を依頼する側のチームに対して、それを請け負う側のチームはどのように優先順位を付けるべきなのか、キャンペーンIDをどのように付与すればよいかというセッションなどはとても参考になりました。とても現実的なんですよね。ツール系以外でも、Oracle自体がセールスとマーケティングの仲の悪さをどのように改善したかという話を聞けるセッションもあり楽しめました。
他に印象に残っているのは、IntelがABMを紹介するセッションです。どこにフォーカスしているかなど、手の内を明かしてマーケティングの取り組みを説明していたのが興味深かったですね。
NBAのシカゴブルズのマーケティングのセッションもありました。想像していたよりもずっと少数精鋭で取り組んでいることなどが分かり、面白かったです。

2018年から新設された賞「CX HERO」とは?

高山氏:「マーケターがレジェンドとして世界を変えるヒーローになる」というテーマが全てのベースにあり、世界で活躍しているヒーローの中で日本代表として私が選ばれた形です。個人的にエントリーしたわけではなく推薦で選んでいただいたようで、大変光栄です。

CX HEROに選ばれると、専用ラウンジの招待状がもらえます。この専用ラウンジでは、食事が提供されるほか、“CX HERO”のロゴが入ったノベルティが毎日日替わりで貰えます。また、キーノートを優先席で観ることができるなどの特典が受けられ、私も最前列で参加するという貴重な体験をさせていただきました。
また、“Hero Hub” というCX HERO専用のサイトも用意されています。
そこではCX HERO同士がネットワーキングできるようになっており、サイト内で活発に活動したメンバーはゲーミフィケーション形式でHEROランクがあがる仕組みになっています。

庭山:CX HEROは今回新設された賞で総勢100名ほど選ばれていますが、日本人はたった1人ですよね。つまり、日本人として唯一選ばれた高山さんは“日本人初のCX HEROということになります。これは歴史に残りますよね。素晴らしい!

高山氏:ありがとうございます。

ノヤンからのコメント

高山さんがマーケターとして何を成し遂げてCX HEROにノミネートされたのかは、後編で紹介するとしようかの。ありがたいことに、ワシのマーケティング講座への思いも、語ってくれたんじゃよ。