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2006.04.10

データベースマーケティングは、非常に強力なビジネスツール

text:Hiroko Hatanaka

ウォルマートやマクドナルドも導入を検討するデータベースマーケティング。その最前線であるアメリカからのレポートをHiroko Hatanaka がお届けします。

ニューヨークからHiroko Hatanakaがお届けします

今、私はニューヨークにある広告&PRエージェンシーで、ウォルマートやマクドナルド担当の副社長兼スーパーバイザーとして働いています。

実はこの2つの巨大な企業は、共通の問題を抱えています。
ウォルマートは労働組合と地域の商店街とそのコミュニティ、そして競合企業からの攻勢を受け続けていました。マクドナルドは米国内で肥満に悩んでいる人々の非難を浴び続けていました。さらに、スターバックスコーヒーやダンキンドーナツは、より高品質なコーヒーや朝食でマクドナルドに攻勢を掛けていました。そこで、ウォルマートもマクドナルドもデータベースマーケティングを含む新しい実践的なビジネスモデルを探しているのです。

私の古い友人であり、このマーケティングキャンパスを主催するシンフォニーマーケティングの庭山氏や日本を良く知る人々は、「データベースマーケティングに関して日本はアメリカから約10年遅れている」と言っています。しかし、私の見るところでは、アメリカのビジネスシーンでもこのデータベースマーケティングは何が出来るのか、何が出来ないのかを正しく理解していない人が、まだまだ多く見られます。データベースマーケティングは、言うまでもなく非常に強力なビジネスツールです。

そこで私は、このマーケティングキャンパスでのコラムで、ルース・スティーブンズが書いた「Database Marketing 101」の内容に沿って話しを進めていこうと思います。ルース・スティーブンズとは、アメリカのビジネス関連で多くの雑誌を出版しているクレインコミュニケーションズが選んだ、法人マーケティングで最も影響力のある米国人100人に選ばれている人物です。日本では凸版グループとビジネスをしていますので名前を聴いた方もいるかも知れません。彼女(ルース・スティーブンズ)は、コロンビア大学院の客員教授でもあり、またイーマーケティングストラテジィー社の社長でもあります。さらに彼女は数年間、留学生として金沢で暮らした経験があり、アメリカのダイレクトマーケティング界では有数の親日家でもあります。

では次回から、この内容に沿って、アメリカにおけるBtoBデータベースマーケティングの最前線からのレポートを絡めてコラムを書いていきます。

Hiroko Hatanaka プロフィール
NY在住。NYの大学でダイレクト・マーケティングを学び、エイボンや英国資本の高級トイレタリーなどのマーケティングを手掛ける。現在はニューヨークの広告&PR代理店であるIWグループに所属。

ルース・スティーブンズ(Ruth P. Stevens) プロフィール
コロンビア大学客員教授。
イーマーケティングストラテジー社 代表取締役。
1986年コロンビア大学経営大学院卒業、MBA取得。タイム・ワーナー社、ジフ・デイビス社、IBM、NatWest Group社などを経て、2000年6月にイーマーケティングストラテジー社を設立、代表取締役に就任。1998年よりニューヨーク大学でダイレクト&インタラクティブマーケティング修士修了プログラム、2002年よりコロンビア大学経営大学院の客員教授。BtoBのデータベースマーケティングの第一人者。