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2016.04.21

Adobe Campaign(旧Neolane) 第2回

ご提供:アドビ システムズ株式会社

第2回は「Adobe Campaign」のCRM連携とグローバルでの実績・導入事例をご紹介いただきます。

CRM連携

Adobe CampaignはSFA/CRMシステムとの双方向コネクタを標準で装備しており、各システムとのシームレスな情報のやり取りを実現できます。コネクタを提供しているSFA/CRMシステムはMicrosoft Dynamics CRM、Oracle CRM On Demand、Salesforce.comです。コネクタを利用することでコンタクト情報、アカウント情報、購入情報で更新や削除された項目を同期し、常に双方のシステムに最新の情報が共有されている状態にします。

連携によって実現できることの具体例として、SFA/CRMシステムにマーケティング履歴へのリンクを貼り、そのリンクをクリックするとAdobe Campaignに保持されている対象顧客の行動履歴(資料ダウンロード、配信済みメール、メール開封等)を時系列順に表示させることができます。

グローバルでの実績、利用状況

クロスチャネル

オンラインだけでなく、オフラインチャネルを含めたクロスチャネル体験を提供できるのがAdobe Campaignの特徴です。Adobe Campaignを導入頂いたお客様の98%はメールチャネルを利用していますが、次に多いチャネルが実はダイレクトメールとなっています。一般的にコストが高いチャネルではありますが、スコアリングやセグメント作成を行った上で、適切な人に適切なタイミングでダイレクトメールを送付することでROIを出すことが可能となります。
お客様の67%は3つ以上のチャネルを利用してメッセージ配信を行っており、42%が4チャネル以上、22%が6チャネル以上を利用しています。

Adobe Campaignはグローバル全体でエンタープライズ企業を中心に、650社の導入実績があります。日本やアメリカ、フランスだけでなく、イギリス、ロシア、中国を含めた90ヶ国以上で運用されています。
B2CおよびB2Bの機能を一つのプラットフォーム上に両方備えた製品のため、リテール、コマース、トラベル、メディア、エンターテイメント、通信、金融、製造など導入いただいている企業の業種・業界は様々です。オンプレミスで導入が可能なこともあり、顧客情報の管理に重きを置く金融、製造業での導入にも柔軟に対応できます。柔軟なスキーマ拡張やデータ連携ができ、大量のデータ処理が可能ということもあり、グローバルキャンペーンで1億件以上のコール(コンタクト)実績もあります。

Adobe Campaignの全ての環境で管理されている顧客プロファイル数は合計で20億以上あり、1年間(2015年)に配信されたメールの件数は1,000億通にのぼります。Adobe自身もグローバルレベルで20ヶ国でAdobe Campaignを導入していますが、管理している顧客プロファイル数は1.3億人、1年間に配信しているメールの件数は20億通を超えます。

導入事例:EFI
「Adobe Campaignのスピードと柔軟性がなければすべてのユーザーに効果的なサポートを行うことは不可能です」

EFI(Electronics for Imaging)はデジタルカラープリントサーバー、スーパーワイドフォーマットプリンタやラベルプリンタ、および印刷管理ソリューションを提供する、米国カリフォルニア州に本社を置く企業です。EFIでは、大手から小さなグラフィックスタジオまで幅広い顧客とのコミュニケーションを行うために、ダイレクトメールや、コールセンター、メール、Webを活用したキャンペーンを実施していました。
しかし、グローバルでキャンペーンを行うためには、現状のソリューションではこれ以上のキャンペーン数の拡大は望めず、ひと月に多くても30件ほどのメールキャンペーンまでしか打つことができませんでした。もっと多くのキャンペーンを走らせてリードを獲得し、営業機会を創出するために、「Adobe Campaign」を導入し、結果としてたった2人の担当者で毎月300を超えるクロスチャネルキャンペーンを実施できるようになり、年間でリード数は7%、営業機会は10%増加しました。
また、Adobe Campaignのダッシュボードは柔軟にカスタマイズできるので、クリック率、開封率だけでなく、キャンペーンパフォーマンス比較のKPIも確認できます。各地域のマネージャーは、ダッシュボードからほかの地域のキャンペーン結果を比較して、成功事例をもとに、新しいキャンペーンを展開できるようになりました。