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2019.12.16
著者:ウィリアム・A・コーエン
本書籍のお勧めポイントは?
空軍少将にして、ドラッカーのクレアモント大学院の教え子である著者が、ドラッカーのマーケティングに関する著述や講演録を編集した作品なんじゃ。経営学の大家であり、世界中のトップ企業の経営者が信奉するドラッカーはマーケティングに関する専門書を遺しておらんのじゃ。しかしその著作や講演では経営戦略の中心に据えるべきものとしてマーケティングを多く語っているじゃよ。それを愛弟子が編纂したという意味で日本語版が出る前から楽しみにしていた一冊なんじゃ。この中でドラッカー博士がマーケティングの源流のひとつに日本の三井家を挙げていることに驚くばかりなんじゃ。フィリップ・コトラーと並んで日本の歴史や美術に造詣の深いドラッカーならではの視点じゃな。
「企業に不可欠な機能はたった2つ。マーケティングとイノベーションだ」というドラッカーの名言から展開し、IBMとパソコン市場、ゼロックスと日本の複合機メーカー、などの事例を多く取り上げ、ドラッカーのマーケティングを検証しているという意味では、ドラッカーファンならずとも一読に値する本なんじゃ。
著者:シャーリーン・リー、ジョシュ・バーノフ
本書籍のお勧めポイントは?
10年ほど前から、米国の記者会見やイベントのプレスカンファレンスで、最前列の優先席にメディアの記者ではなくブロガーが座るようになったんじゃよ。名前の通ったメディアよりもフリーのブロガーが大切にされる理由が分からなくて手に取ったのがこの本だったんじゃ。ここにその理由が総て書いてある。2019年の今では半ば当然になったことだが、だからこそ今この本をもう一度読むべきなんじゃよ。