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2017.08.24

MA担当者のお悩み ─分析・レポート編─

MAを有効活用したマーケティングを実現するために、MA運用サポート経験豊富なスペシャリストが担当者のお悩みにお答えするコラムです。第7回目は、レポートについてご紹介します。

前回は、運用ルールについてご紹介しました。無事に導入され、運用に乗せることができて終わりではありません。MA導入後、担当者が頭を悩ませる問題の一つが分析・レポートの活用です。今回は、知っておきたい分析・レポートの使い方をご紹介します。

どのような項目でレポート作成をすればよいかわかりません。分析項目のテンプレートはありますか?また、それはカスタマイズ設定できますか?

テンプレートは存在しますが、デフォルトのテンプレートで出せるレポートはMAによって大きく差があります。レポートの機能が強いMAは自由に項目のカスタマイズが可能です。まずはテンプレートのレポート項目を確認いただき、それで十分なのか他にはどのような項目が必要なのか、社内で検討いただくとよろしいかと思います。

BIツールなど、外部ツールと連携することは可能ですか?

可能です。MA各社のパートナー企業が様々な連携ソリューションを開発し提供しています。またAPIを利用してシステム連携を行うことも可能です。すでにお使いのツール等がある場合には、ツールの提供元にご確認ください。また貴社の情報システム部門の協力が必要となる場合もございます。

現在Googleアナリティクスを利用しています。MA導入後もGoogleアナリティクスを使用しての分析はできますか。

はい、分析対象のページにMAのトラッキングスクリプトとGoogleアナリティクスのトラッキングコードを埋め込んでください。
Googleアナリティクスに限らず、WEB解析ツールによってはMAと併用することができます。
またメール内のURLリンクにGoogleアナリティクス用のパラメータをセットすることで参照元やメディア分類などの分析に利用できます。

複数のメール配信結果を比較したいのですが

はい、可能です。複数のメール配信の結果を比較できるレポートが用意されているMAもございます。

MAのユーザーではない上長にMAでの活動の結果を共有したいのですが

はい、定期的にレポートをメールで送付するよう設定することが可能です。

個人が特定できていないWEBの訪問者も分析をしたいのですが

IPアドレスから情報を推測し、企業名や国、都市名など判別が可能です。しかし、MAのメインの機能ではありませんので、詳細な分析を行う場合はWEB解析ツールの併用をお勧めいたします。

煩雑な操作なくレポートを簡単に確認することはできますか。

はい、よく利用するレポートの設定を保存したり、管理者が作成したレポートをそのほかのユーザーに共有したりすることが可能なMAもあります。

WEBの閲覧履歴はどのように見ることができますか。

個人の活動履歴として、いつどのページを見たかを時系列で確認することができます。
その際、メールの開封やクリック、フォームの入力などトラッキングしているWEBの挙動が混在して表示されますが、フィルタをかけてWEB閲覧の情報のみに絞り込むことができます。
MAによっては、どのページを見たか、URLだけではなくページのサムネイル画像で見ることができたり、SFAと連携してSFA側でWEBの閲覧履歴を見ることができたりします。

結果の分析やレポートの質は、マーケティングの成果を左右します。また、数値検証の結果を示すことにより、社内の理解を深めることにもつながります。目的に合った分析・レポートを使いましょう。