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2016.07.08

MA担当者のお悩み ─データマネージメント編(2)─

MAを有効活用したマーケティングを実現するために、MA運用サポート経験豊富なスペシャリストが担当者のお悩みにお答えするコラムです。第2回目は、MA運用の成功の鍵を握るデータマネージメントの続編です。

前回は、MA運用で担当者が最初につまずきやすい、データマネージメントのポイントをご紹介しました。しかし、データマネージメントは奥が深い非常に重要なプロセスです。今回は、より高度なデータマネージメントについて、担当者のお悩みを通してご紹介します。

問い合わせや資料請求など毎日のように新規データが発生しますが、MAにデータをインポートする頻度やタイミングはどうすればよいですか?

問い合わせや資料請求のフォームをMAで制作することで、自動的にデータを登録することが可能です。あるいは、自社で運営している外部サイトであっても、MAで作成したフォームを埋め込んでいただければ、リアルタイムでMAにデータがインポートされます。
また、すでに利用しているフォームとMAを連携させることもできます。しかし、MAによっては、この連携が難しい場合もありますので、月1回やメール配信前など定期的にデータを登録する頻度を決めてインポートする運用を推奨しています。

複数部署のデータを同じMA内で管理していく方針が決まりました。どういう点に気をつければよいですか?

複数部署のデータを同じMAで管理する場合は、まずセキュリティポリシーを確認してください。MAの担当者が、自分の所属する部署のデータにしかアクセスできないように制限をかける必要があるのか、あるいはデータを他部署と共有してもよいのかなど、運用だけにとどまらずマーケティング戦略にもかかわってきます。
また、アクセス権限の制限がかけられるかどうか、制限方法についてはMAによって異なりますので、導入前に必ずMAベンダーにお問い合わせください。

現在保有しているデータの中にはメールアドレスが重複しているものがあります。MAで管理することはできますか?

MAではメールアドレスをユニークキーにして管理するものがほとんどです。データベース内に、同じメールアドレスが存在する場合には、基本的にインポートした日付の新しいデータが「正」となり、既存のデータが上書きされます。MAへデータを移行する場合には、最初にインポートの順番に注意し、古いデータを先にインポートするようにしてください。

メールマガジンを数種類発行しており、配信停止をそれぞれ管理しています。MAでも同じように管理できますか?

複数のパーミッションを管理することはできます。ただし、管理方法についてはMAによって異なりますので、MAを導入する前にMAベンダーにお問い合わせください。

このように、データについて正しく理解しておかなければ、MAを導入してからでは実現したいことができないこともあります。MAを導入して成果をあげるためにも、正しい理解と知見のある相談相手を見つけましょう。